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合格おめでとう

昼休みにケータイを見たら知らないアドレスから
「○○大歯学部に受かりました!!」というメールが入っていた。
「どなたですか?」と返信したら昔の生徒だった。
彼からメールを最後に貰ったのは多分もう2年以上も前。
あの生徒が歯学部に…。
よく頑張ったな、と思った。

とにかく、おめでとう。
ご家族の皆さんは喜んでおられることでしょう。
そして私なんかにちゃんと連絡してくれてありがとう。

自分がそんなに長い間メールアドレスを
変えてなかったことにも驚いた一日だった。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2008年03月31日18:45

中学までにやるべきことって?(part3)

というわけで、マンツーマンの授業の場合は
ひたすら生徒が問題を「噛み砕く」のを待つ。
問題が難しすぎる場合は少しだけ私が「噛み砕く」。
そんな風にやればいいのかな、と当時は思いました。
でも、少しだけ「噛み砕く」という加減と
生徒が嫌になる直前という加減が難しい。

わからないから、考えるのも嫌になっちゃって
それでも学校は先に進んじゃうから、またわからなくなる。
「わかる筈のことなのに」と思って
言いたいのを我慢して言わずにいるのですが
生徒は私の顔色を窺うだけ。
「自分で言い出してくれなきゃ意味ないんだけど…」と思いながらも
結局また教えてしまって元に戻っちゃう。

茂木健一郎先生がよく言っている「アハ体験」
の瞬間が生徒に起こることを期待したのですが
マンツーマンの授業でも私にはできませんでした。

決まっただけの範囲をきちんとこなさないと
仕事をしたと思ってもらえないということもありますが
これは愚痴でしかないでしょうね。

それが塾講師を辞めた原因の1つなのだと思います。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2008年01月22日22:54

やめればいいのに

受験生の皆さん、センター試験、ご苦労さまでした。

バカと言えばバカなんだけど(私もやりそうだが)
リスニング中にケータイ鳴らしちゃった方は
周りもそうでしょうが、本人も驚いたでしょうね。
今回は再々試もあるとか。

始まって何年経つかよくわかりませんが
リスニングなんてやめちゃえばいいのに、と思います。

英語の配点のうち僅かな配点しかないのだから
英会話力が測れる筈がないし
仮に測れたとして、
大学で英語の授業を受けさせられるか
どうかの判断もできないっぽい。

マーク試験という時点で
完璧さなんて求めちゃいけない気がします。


世界史の問題を見ましたが難しいですね。
先日ローマの番組を観たから
あの問題だけはできましたが…。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2008年01月20日21:58

中学までにやるべきことって?(part2)

先日書いたように、
今の仕事をしていると
多方面から現象を捉えなければ
いけないことがよくわかります。

学校の授業で出されるように
同じような文面で出題してくることなんて
まず無いのです。

計算が速いのに、算数・数学で躓く人がいます。
小学校でも躓きかけている人もいるのでしょうが
中学になってテストに於ける計算問題の比率が
低くなって躓きに気付く人もいます。

特に数学の文章問題については
・文章の内容を把握する能力
・自分が持っているどの知識が使えるかを考える能力
が必要になると思います。

特に「文章の内容を把握する能力」を
どうやって身につけさせていったら良いのか
私には結局わかりませんでした。

たいてい数学の授業では、
問題解説の時に問題文を噛み砕いて説明しますが
果たしてそのやり方が「文章の内容を把握する能力」を
付けさせるやり方になっているのかどうか疑問なんです。

文章問題を例に書きましたが、図形問題の場合は
「文章の内容」を「その図形に包含されている性質」
と読み替えるなどすれば、
おそらく数学の殆どの問題で当てはまります。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2008年01月19日21:43

中学までにやるべきことって?(part1)

塾講師を辞めて技術系の会社で勤め始めたとき
私を教えてくださった方は、もうすぐ定年の方でした。
私の仕事は「製品の不具合を探すこと」というか
「起こった不具合の原因を探すこと」でした。
色々と教えてくださいましたが、よく言われたのは
その方に「お前さんは知識はあるが知恵が無い」でした。

製品の色々な箇所を測定したり写真を撮ったり
可能な限りで動かしてみたりしますが原因がわかりません。

よく「中学までの知識があれば、大抵やっていける」と言われます。
塾で教えていたくらいですから
私は中学までの知識はしっかり身についていました。
むろん入社してから覚えるべき知識は沢山あるのですが
身につけるべきは、知恵、つまり知識を使う技術だったようです。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2008年01月15日21:00

小学校の自由研究

最近は小学校の自由研究を
インターネット上に載せている人もいるようです。
仕事柄、色々なことを調べないといけないのですが
たまにそういうサイトが引っかかります。

けっこう多いのが、大人が知識を教えすぎてしまった研究。
親が中高生くらいの頃に習ったようなことを
子どもにやらせている研究は見ていて面白みが無いですね。
結果より理論が先行してしまっているんです。

大人が関与しているものでも
グラフの描き方とか、データのまとめ方とか
研究方法を一緒に考えているような研究は
見ていて興味深いものがあります。

今の日本の理科教育に無いものは
こういうことなんでしょうね。
応用力がつかないのは当然かもしれません。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2007年12月17日22:08

おもしろくないねぇ

小学校算数や中学校数学の教材を見ていると思うのですが
本っ当に面白くない問題ばかり解いていますね。
教えている私が「面白くない」と思っているのだから
そういう思いは生徒に伝わっちゃうのでしょうね。

例えば「ミカンとリンゴが合わせて15個あります」という問題。
あたかも日常生活でありがちな問題っぽいですが
「合わせて15個あるなぁ」とか
「合わせて15個買わないと…」という状況が
日常生活の中にどれだけあるでしょう?
見かけだけ「日常っぽく」しているだけです。

どうせなら「15人でリクレーションを行うことにしました。
賞品をリンゴとミカンにすることにしました」まで
問題を作ってもいいんじゃないでしょうか?

数学という学問の本来の目的は違うかもしれませんが
おそらく国民が数学を学習しなければならない理由は
「様々な現象を理解・利用するのに数学を使えるようになること」だと思います。
中途半端な問題じゃ、動機付けにならないんじゃないでしょうかね。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2007年09月23日23:22