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良い塾には問題集が揃っている

動画サイトで「良い塾の見分け方」みたいな話を見つけました。
「適切な問題集や参考書が置いてある」だそうです。

長野のような田舎では、
大学入試よりも高校入試の方が重大問題な
人が多いようで、入塾時に買う問題集だけで
大抵は間に合ってしまうため、
上に述べたようなことが理解できる人は
あまり居ないことでしょう。
そういう方々が長野の塾の質を
落としているとも言えるのでしょうね。

勉強って本来は自分で行うものですよね。
問題解決能力が無い社会人は組織に必要とされないのは
保護者の方ならよくご存じのことでしょう。
先生は正しい方向へ導き
つまずいた時に最小限の手助けをするだけで良い筈。
必要以上に教えてしまうのは
将来的に本人のためにならないと考えます。
でも「理想」で終わるのでしょうね。

私物の教材を持参して置いていたこともありましたが
生徒の質を見て持ち帰りました。

結局、今までいた塾とは方針も違っていたのかもしれないと
今になるとそんな風に思います。
特に始動時は生徒を選ぶ余裕なんて無いのですが
本当はそんなことを言ってはいけないのかもしれません。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2014年04月20日22:05

長野での塾のイメージ

長野の人にとっての塾って、
・中3から入れば十分に間に合う。
・学校と同じような姿勢で受講しても先生が何とかしてくれる。
・宿題なんて当然やっていかなくても許される。
・授業が終わったら、仲の良い友達と騒ぎ放題。
・効果が無かったら別の塾を転々とすれば良い。
・先生の「教材研究」は答えの丸写しだけ。
なんだろうけど、そんな塾で効果があるんですかね。
よく考えた方が良いと思います。>保護者の方々。
私も新卒ではそんな塾にいましたが
当然、効果は無かったと思います。

長野の公立高校なんて
小中学校で授業を真面目に聞いて
宿題をちゃんとやっていれば
十分に受かるレベルだと思います。
でも、たったそれだけのことでも
ちゃんとできていない人が
中3からやったところで間に合う筈がありません。
しかも勉強に対する姿勢を変えようともしないで
効果が上がる訳が無いですね。
まさか、そんなことを中3の段階で
塾で教えてもらおうと思っているのでしょうか?
小中学校での勉強がちゃんとできていない自覚があるなら
もっと早くから対策すべきだと思います。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2014年04月15日21:01

図を描く

私は割とオタクに近い趣味を持っていますが
絵は上手くありません。
でも、新卒で塾に入って、図示することの大事さを知り
自分なりに絵というより図を描けるようになりました。

もし、私が絵が上手く描ける人間だったら
生徒は板書を写そうと思わなかったかもしれません。

コピーで良い図もありますが
大事な部分を見過ごすと困る場合は
自分でノートに描くべきだと思います。

勿論マンツーマンでも
ノートに描いてあげることはしません。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2014年04月12日20:40

今年度を終えて

確か大学院の修了式を終えて
翌々日の3月25日から研修を始めたので
ある意味で今日は区切れの良い日でもあります。
私の学習指導歴も四捨五入すれば
20年となってきました。

高校の同級生や研究室の後輩など
誰かに教える経験はしてきたものの、
予備校に通った経験も無かったので
塾講師とはどうあるべきか
私なりに悩んできました。

塾というのは面白いもので
私の見てきた限り「類は友を呼ぶ」です。
子どもの頃に勉強をしてこなかった人が
先生になると、そういう生徒が入ってきます。
(子ども時代を知っているわけではありませんが
出身高校から大方の想像はつきますよね。)
同じ思考をする人どうしが
やはり分かり合えるのかもしれません。

新卒で塾に入って苦労したことの大半は
そういう先生方に囲まれたために
そういった子どもを相手にしてきたからだと
何年も経ってようやくわかりました。

どんな職業にしても、なるべく相手を選ばず
広い範囲と付き合えることは大事な要素でしょうが
どうしても、上に述べたような傾向は出てくると思います。

それに気付いて、ある意味では楽になりましたが
やはり勉強が嫌いな子は多いのです。
逆に、自分が相手にできる「市場」の狭さを
踏まえなければいけないことになりました。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2014年03月24日19:49

塾の特徴は何で決まる?

求人情報誌をご覧になったことはありますか?
全国展開する個別塾の講師募集がよく出ています。
昔からその個別塾でやっている人って
多分そんなにいないのです。
臨時雇いがけっこう多いのです。

個別塾のチラシには様々な特徴が書いてあります。
皆さんは何を基準に塾を選びますか?
1人の先生が複数人を同時に教えることで
コスト削減しているような例は別として
個別塾の特徴となっているスローガン的なことって
本当にそんな臨時雇いのような先生に
身についているものでしょうか?

全国展開の有名な塾だから安心なんて思って
ファストフード店と同じように
塾選びをされていませんか?

もしかしたら、
良い先生に教えてもらえることもきっとあるでしょう。
でも、その先生が最後まで確かに教えてもらえるのでしょうか?
(そりゃ一人の人が経営する塾であっても
病気や事故で死ぬことはあるでしょうが)

そこまで考えて選んでますか?
お子さんの人生を決めるかもしれない
大事な選択だと私は思うのですが
大事な点を考えずに決めている人が多いように思います。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2014年01月25日01:13

2.掛け順の根拠

一部の小学校では
掛け算の文章問題において
立てた式を答えるときに
「1つ分」×「いくつ」の順に書くよう
指導されるようです。

考えてみると、計算結果が仮分数になったら
必ず帯分数に直せというルールがありました。
今は仮分数でも良いとしている小学校もあるようですが
解答の際に体裁を整えるというルールなら
多少は理解できないでもありません。

「2匹のタコの足は何本?」という問題で
式の欄に「2×8」と書くと
2本足のタコが8匹いることになり
×とされるのですが
私が疑問なのはこの順にする根拠です。

掛け順に従って書いてきた人に訊いてみますと
・国内すべての教科書にこの順で書かれている。
・「○○が△△個」という日本語が普通だから。
等のようですが、どうも説得力に欠ける気がします。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2013年11月28日07:51

掛け順教育について(目次)

40年ほどの歴史を持つ問題になっているようですが
深刻化しているケースがあるらしく
塾講師の私としても他人事ではないので
まとめていきたいと思います。

疑問点が沢山あるため、
本日分は目次のみ掲載します。
1.掛け順教育とは
2.掛け順の根拠
3.交換法則との関係
4.教科書と指導書
5.私が塾の授業中に感じること
今後追記・修正していくこともありえます。  

Posted by sak 改め Saxan. at 2013年11月24日11:05

お金の話PART2

私も個別指導塾のアルバイトをやったことがあります。

1コマ(>1時間)で1500円くらいだったと思います。
「さすがに知的職業は普通のアルバイトより高いな」
と思われるかもしれませんが、そうでもありません。

当然ながら先生が増えたからといって
すぐに生徒が増えるわけではありません。
特に最初は1日1コマのためだけに
アルバイトに呼び出されます。

授業が始まる前に教材を揃え、授業計画を立て
授業が終わったら出欠・宿題をやってきたか・
授業で使った教材(単元やページ数等)・授業状況を書き込みます。
これらを授業中にやる等いくら効率よくやっても20分はかかります。
多くの塾ではバイト料は授業時間にのみ発生し
この準備等の時間にバイト料は発生しません。

ということは他のアルバイトとさして変わらないのです。
むしろ1日に数時間まとめて働ける他のアルバイトの方が
お金になると思います。

そんな事情がありますから
教育に熱意を持ったほんの僅かな学生だけが残り
あとは数か月も経験してない学生が入れ替わり…
となるわけです。
(中には3月まではやり続けることを約束させる塾もあります)

そんな人にお金を払うのって…と私は思いますけどね。
  

Posted by sak 改め Saxan. at 2011年12月13日17:12