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言語というものの捉え方

私は専門家ではありませんが
言語というのは、漢字で書いても「言」が入っているように
読み書きよりも話すことでのウエイトは高い筈です
(因みにlanguageの“lang”は「舌」ですから英語でも同じです)。
テレビの字幕テロップやインターネットで記事が配信される時代になっても
会社の同僚・学校の友達・家族との会話や、
テレビの音声から入ってくる情報の方が
多くの人にとっては主であることでしょう。

例えば日本語の音便もそうでしょうし
「小戯れる」が「小洒落る」になってしまったり、
かつて「日和る」だったものが「ひ弱になる」と解釈されたり…
今日ですらテレビから音声として得られる情報量は多いのです。
まして昔の英国民の何割が文字を読めたものやら…。

私はリスニングが苦手ですし留学経験もありませんから
授業に英会話を増やせと言うつもりは皆無ですが
英語の綴り等にも発音は影響してくる筈と考えるのが自然です。
しかし、そういうことを今まで誰かに教わった記憶がありませんし
塾で英語の先生が語っているのを見たこともありません。
(まぁ授業見学も中途半端にしかやってないですが)

readの活用はネットで見ても「無変化型」、
layは不規則動詞と扱うところが多いようですが、
そう考えるとおかしいと思いませんか?
音だけならlay-laid-laidは規則変化ですが、
そういう説明をしてくれる先生はいましたか?

学校でのテストは書くものだから仕方無いかもしれませんが
でも、言語というものの本質を理解するには
「人々が口を使って発音してきたもの」という観点が
当たり前すぎてあまりにも足りない気もするのです。
これは英会話教育が進んでも同じかもしれません。

当たり前すぎて初心者には見落としがちなこと。
教える商売の人間ですから、気をつけたいと思います。

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Posted by sak 改め Saxan. at 2013年03月31日01:44

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