wikipediaを見てもなんかよく分からなかったので
自分なりの解釈を書いてみたい。
わかりやすく放射能に曝されることを殴られる行為に例えるとする。
シーベルトSvとは単位だから「線量」って言わないと正しくないのだが
本来は「熱量」って呼ぶべきなのにカロリーでも通ってるから
わかりやすさ優先ってことで、シーベルトで書きます。
要するにシーベルトとは
放射性物質から受けた“パンチ”の回数ってこと。
昔は「レムrem」という単位だったが、
SI単位系の導入で変わったみたい
(ミリバールmbがヘクトパスカルhPaに変わったのと同じ理由)。
自然界からもパンチを受けているので
長く生きればそれだけパンチは受けている。
パンチを食らっても間隔が長ければ復活できるように
長い時間内にパンチを少しくらい食らっても問題無いし
少しくらいならパンチの多いところでも
短い時間内だけなら復活できちゃうってのは
感覚的に解ると思う
(もちろん相手がボクサーなら一発でアウト)。
だから現場での放射能の強さは、1時間あたりのパンチの回数で表し
人間が受けたダメージの大きさは、パンチの総回数で表す。
「時速何km」と「距離が何km」が全然違うように、
「1時間当たり」とか「/h」が付いてるか付いてないかは大きな違い。
でも「今この車100キロで走ってるよ」って言ったら時速ってわかるように
たぶん現場の人は「1時間当たり」を省略してもわかるのだろうね。
それで記者会見でも省略して言っちゃったんかな。
それかマスコミが理解してなかったか。
レントゲン(X線撮影)は、
1時間当たり約500マイクロシーベルトだそうだけど
カメラのシャッターと同じで一瞬だけX線を体に当てるから
「1時間当たり」が付いてなかったら
どれだけ大きなシーベルトになるか分かるはず
(500マイクロ÷0.0000…時間の計算になるからね)。
人間は1年当たり2.4ミリシーベルト=2400マイクロシーベルト、
つまり1時間当たり約0.3マイクロシーベルトのパンチを常に受けてるらしい。
じゃあ、1時間当たり0.5マイクロシーベルトの所は危険かと言うと
「1時間そこに居たら」って話なわけだし、仮に1時間居たとしても
その後にシーベルトの少ない所に居れば問題ないってこと。
実は医療検診を含めると日本人は
1年当たり4.4ミリシーベルト=4400マイクロシーベルト
平均する意味はあまり無いけど単位を合わせてやると
1時間当たり約0.5マイクロシーベルトになる。
これが上で述べたことの根拠。
詳しい数値(1年当たりだけど)はhttp://www.atomin.go.jp/atomin/high_sch/reference/radiation/jintai/index_06.htmlへ。
ミリとマイクロの違いはhttp://sak.naganoblog.jp/e691373.htmlをどうぞ。