前職でホームページ作成を任されていましたが
ある日、業者にお願いすることになりました。
成り行き上、私が対応したのですが
その時の経験を通して思ったことです。
HTMLと呼ばれるホームページの技術は
元来は異なったプラットフォーム間でも
情報を見せ合うことができるという目的で作られました。
つまり、WindowsでもMacでもLinuxでも
それ以外のOSでも見ることができるというのが
もともとの目的でした。
しかし、ブラウザ(ホームページを見るためのソフトのこと
Internet Explorer, FireFox)間で相違があるのは
有名な話ですし、バージョンによっても違います。
しかし、どんな人も最新バージョンを使えるわけではありません。
Windows98/MEではInternet Explorerは
バージョン6までしか使えないわけですし
私の持っているMacなんて大昔のMacですから
相当前のバージョンでないと使えません。
また今だに通信状況が悪い地域もありますし
様々な都合で低速度環境の人もいるでしょう。
また低解像度のディスプレイを使っている人だと
見にくいホームページも散見されますが
そういう気遣いも必要な筈です。
会社がホームページを作る際には
「どんな人に見てもらいたいか」というコンセプトがある筈で
極端な2例を挙げるとすれば
「最新技術を使わなくても多くの人に見てもらいたい」場合と
「最新技術をフル活用して最先端のイメージをもってもらいたい」
場合とがある筈です。
もちろんそれらの中間もあるでしょう。
その辺の匙加減について何の話もしませんでした。
相手から何も質問されることもなく
“お任せ”状態だったことに今になって気付きました。
相手方もおそらく営業の方なので
「お互い技術の話をしてもわからないだろう」
ということなのでしょうが…。