普遍性
私は化学科卒業ですが、本当は物理を勉強したいと思っていました。
なぜなら「地球以外では通用しない学問だから」です。
化学という学問も本来は地球以外で通用するのですが
殆どの場合、地球でのケースを考えているのです。
例えば、小学校から大学に至るまで水溶液について学びますが
なぜエタノール溶液や四塩化炭素溶液を扱わないかと言えば
水という物質の特殊性(凍ると膨張するなど)以前に
「地表では水が豊かだから」という理由なのです。
石油化学なんて言うまでもなく
有機化学や生物化学という分野がありますが
恐らく地球以外で通用しない分野の最たるものですね。
地球外生物を構成する物質が炭素を中心とする
化合物なのかどうかは未だわからないのですから。
逆を言えば、化学系の人が活躍しているらしいのは
こういう理由があるからなんでしょうね。
私は化学の中でも「地球外でも通用しそうな分野」を目指して
しまったので、今になって困っちゃってるんですけど…。
ハルヒで「有機生命体」という言葉が出てくると
つい、こういう引っかかった考えをしてしまいます。
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