小春日和

sak 改め Saxan

2008年04月06日 18:58

最近の気候について「小春日和(こはるびより)」と表現する方が
少なくないようですが、これは誤用です。

日本の春は、揚子江高気圧から分離した
移動性高気圧に覆われるため温暖になりますが
晩秋から初冬にかけても移動性高気圧に覆われることがあります。
したがって一瞬だけですが春のような気候となるわけです。

このように晩秋から初冬にかけての
穏やかで暖かい天候のことを
「小春日和」と言うのであって、
今の季節のようなものを指す言葉ではありません。

「五月(さつき)晴れ」も同様で
梅雨の期間中にある晴れのことを指します。
今の暦で5月に晴れることは「五月(ごがつ)晴れ」と言うようです。

関連記事