沖縄への修学旅行

sak 改め Saxan

2013年09月16日 08:16

英語の過去形・過去分詞について
調べ始めたのがキッカケで
この1年で英語の様々なことを知りました。
最初に躓いたのは音声学的な知識でした。

中高で音声的な知識を扱うことは
ほとんど無いようです。
私もそうでしたが発音記号を読める子は
あまりいないのが証拠と言えるでしょう。
中高の英語教師がどれだけ理解しているのか
疑問にさえ思ってしまいます。
そういうことでネイティブに勝る授業を
しようとか思わないのでしょうか。


最近の高校では修学旅行で沖縄に行くそうです。
沖縄方言では大和言葉の「え」「お」が
「い」「う」に対応しているそうです。
これは英語の“ee”や“oo”を「イー」「ウー」と
読むことと非常に似ているわけです
(大母音遷移なんてたいそうな言葉を使わずとも
「似ている」で説明できる好機なのに)。
これで「沖縄口」が「うちなーぐち」になる
大部分が理解できるでしょう。
次に「き」と「ち」の対応関係にも気付きます。
これは口蓋化といい“ch”を「キ」とも「チ」とも
読む単語が存在することと同じ現象なのですが、
英語の授業の中でこういう話をしておいて
旅行の間に沖縄方言を耳にすることで
印象付けられる生徒は少なくないでしょう。
もしかしたら一生覚えている子もいるかもしれません。
ドイツ語のkindとchildの関係を教えても良いでしょう
(kindergartenという英語もあるのですし)。
そうすることで英語以外の外国語への対応も
できるようになる可能性だって増えるでしょう。

旅行前に浮ついている高校生に
真面目に授業をするよりも
こういうことでも話せば英語にも沖縄にも
関心を持つのではないかと思うのですが
英語教師はいったい何をしているのでしょうね。
私が知らないだけであることを祈りたいです。

こういう知識を得た以上
塾で機会があったら
そういう話を私はしていきたいと思っています。